J2第27節 vs 栃木SC
台風が接近している中、正直迷いましたが、最終的には栃木SC戦に足を運ぶことに決めました。ホームゲームにはほぼ皆勤していますが、アウェー戦は仙台や山形のような近場が中心。今回は、首都圏や北関東のスタジアムを視察する絶好の機会でもあると考え、思い切って行くことにしました。お客様を迎えるスタジアムの雰囲気や設計、工夫など、ビジネス的視点でも多くの学びを得られました。
まず、栃木県宇都宮市の総合運動公園がこれほど整備されていることには驚きました。自家用車でスタジアムに向かいましたが、公共交通機関でのアクセスがもう少し良ければ、もっと観客動員が期待できるのではと感じました。今後、宇都宮ライトレールが「カンセキスタジアムとちぎ」まで延伸されると、さらに利便性が高まるかもしれません。交通アクセスは観客動員において非常に重要な要素であり、秋田でのスポーツ興行にも参考になる点が多々ありました。仙台の「ユアテックスタジアム仙台」は地下鉄が直結し、山形の「NDソフトスタジアム山形」は広い駐車場を備えるなど、それぞれ異なる特色を持っており、秋田でも同様の利便性が求められるでしょう。
「カンセキスタジアムとちぎ」は25,000人収容の素晴らしいスタジアムで、全席が屋根で覆われ、土砂降りの中でも観客が濡れない設計には感銘を受けました。仙台の「ユアテックスタジアム仙台」も全席が屋根付きで、悪天候でも安心して観戦できる点は非常に大きな魅力です。雪が多い秋田の新スタジアムがどのような形になるのか、期待が高まります。特に冬季の運用を考えると、地域の特性に合わせた設計が必要不可欠でしょう。
試合内容に目を向けると、前半は秋田が劣勢でヒヤヒヤする展開でしたが、後半になると栃木の疲れが見え始め、秋田が猛攻を仕掛けました。土砂降りの中で選手たちが懸命に戦う姿を見て、応援にも自然と力が入りました。声を出しすぎて喉が痛くなるほどの応援でしたが、結果はスコアレスドロー。勝ち点1を手にしたものの、勝ちたかった相手であっただけに悔しさが残ります。
それでも、GK山田元気選手が前節に続いてクリーンシートを達成したのは大きな収穫です。公式戦での3試合目となりますが、ファインセーブの連発でチームを支えてくれています。キックにはまだ不安が残りますが、彼の守護神としての成長に期待します。
次節はホームでの愛媛FC戦が控えています。この試合でしっかりと勝ち点3を積み上げ、ホームでの強さを再確認したいと考えています。秋田でのスポーツ興行がさらに盛り上がり、地域に根付いた文化として発展していくことを目指し、我々も引き続き全力でサポートしていきます。